私は北海道大学病院の整形外科病棟に4年所属した後、東大病院に入職し、消化器内科病棟で勤務しています。(2021年4月入職)
東大病院が目指す「みて、触れて、考える看護」やがん看護を学び、「生命力を引き出す看護」を実践できるようになりたいと思ったからです。がん看護については学生の頃から興味がありましたが、以前勤めていた整形外科病棟では、がん看護に触れる機会はなく、骨転移の患者さんが入院することもあり、学びたいという気持ちが強くなりました。また、当院の消化器内科病棟では、早期胃癌等切除できる癌を対象とした治療だけではなく、化学療法や終末期医療等幅広く、最先端の医療やがん看護を学ぶことが出来ると思い、東大病院を選びました。
私は3年前の春に、当時の師長さんとの面談でがん看護について学びたいことや職場環境を変えたいことを伝え、転職を決めました。
3年前はコロナ渦であったため、パンフレットやオンラインでの情報収集でした。実際に東大病院を見学することや東京に来ることが出来ず、住む場所等環境についての不安が大きかったのですが、看護部の方々にも相談し、宿舎を提案して頂きました。
はじめの1年は、病棟の1日の流れや物品の位置、処置や検査場所等分からないことも多かったのですが、チューターや他の先輩方が優しく教えて下さり、不安少なく新しい環境に慣れることが出来ました。以前は、整形外科という手術やリハビリをし、元気に退院や転院する患者さんへの看護から、現在はがん看護や終末期看護を実践するようになり、その人らしい生き方や療養先の選択を尊重し、地域や外来へ繋げることのやりがいやチーム医療の大切さ、また難しさを実感しています。
新しい環境へ飛び込むことは大きな不安があるかと思いますが、今までの経験を活かしながら、一緒に「生命力を引き出す看護」を実践してみませんか。