私が東大を選んだ理由は2つあります。
1つ目は、実習した病院の1つに東大病院があったことです。1週間ほどの実習でしたが指導者さんの学生への温かい関わり方や、病棟全体の和やかな雰囲気、看護師同士でも笑顔でコミュニケーションを取りながら看護を実践している姿を見て、他の実習先の病院の中で一番「ここで働きたいな」と感じた事です。
2つ目には、病院説明会に参加し東大病院の教育体制や自己研鑽におけるツールが充実している点があります。1年目ではラダーⅠに取り組み、看護の知識や技術について基礎から研修を受けることができます。感染対策や医療安全、看護倫理などの医療現場で必要となる基礎知識についての研修を受けました。また、看護部全体での研修だけでなく部署内での勉強会や、クリニカルシュミレーションセンターでは吸引や採血などの看護技術をモデルを用いて練習することができます。さらに、当院では新人一人に対して、プリセプターとエルダーの二人の指導者がついています。技術面・精神面でのサポートを手厚く受けられます。
私は脳神経外科・泌尿器科の混合病棟で勤務しています。メインは脳神経外科であり、脳卒中術後の管理や、脳腫瘍の手術後や化学・放射線療法目的で入院されている患者がいます。
1年目のころは様々な脳疾患、手術内容、治療方法等の学習がとても大変でしたが、プリセプター・エルダーをはじめ先輩方からたくさんの指導を受け、日々の学習のやりがいとなっていました。
術後の急性期管理はもちろん、リハビリ期に移行した患者の退院後の生活を見据えた看護介入は今でも難しく感じますが、患者・家族と積極的なコミュニケーション、多職種との連携などにより、担当患者が退院された際にはとてもやりがいを感じています。
コロナ禍が落ち着いてきた昨年末から、病棟での忘年会が開催され、看護師だけでなく医師とも交流をはかれる場が増えてきました。
仕事終わりに同期や先輩とご飯や飲み会に行く機会も多くなり、分け隔てなく悩みの相談ができ、仕事のモチベーションに繋がっていると感じ、自分にとって精神的な支えになっています。
また、研修の際に他の病棟の同期と交流する機会も多数あり、昨年からは正式に交流会が開かれたりと、ほかの病棟の同期とも仲を深められる機会が増えつつあると感じています。
私自身もコロナ禍の中の大学生活、実習で臨床に来る機会が少なかったと思いますが、東大病院では基礎的な看護の知識・技術はもちろん、研修の中では社会人としての基本的なマナーや職場でのコミュニケーション方法など、働くうえで必要なスキルも身に着けられることができます。病院で働くイメージがなかなか想像できなくても安心して働ける職場だと私は感じています。
ぜひ皆さんのご入職をお待ちしています。