1つ目は、高度な医療技術や助産ケアについて学ぶことが出来るからです。東大病院は総合周産期母子医療センターであり、基礎疾患を合併した妊産褥婦さんや切迫早産、高血圧、胎児疾患など様々なケースの患者さんがいます。また、4 割弱の方が帝王切開で出産され、経腟分娩の半数以上は無痛分娩で出産されています。様々な疾患に対するケアや出産方法について学ぶことで助産師として成長することができると考えました。
2つ目は、教育体制が整っているからです。入職後配属先でプリセプターとエルダーとして1名ずつ先輩がつき、1年間支援してもらいました。産科では4つのパートに分かれて、1年目は3~4か月ごとに新しいパートにします。業務に慣れていくのに時間がかかりますが、各パートの勤務開始時にはプリセプター、エルダーの先輩方とオリエンテーションがあり、業務の流れについて詳しく教えてもらい、安心して勤務をすることが出来ました。また研修課題の確認や、私生活でも先輩が気にかけてくださり、とても頼れる存在です。直属の先輩方だけではなく、部署の先輩全員が1年目のサポートをし、質問やわからないことも聞きやすい職場環境だと思います。プライベートでもとても仲良くしてます。
日勤の日は、8時に業務が開始となります。その後申し送りがあり、先輩と1日のスケジュールを確認し業務を開始します。産科病棟はペア制のため、わからないことなどがあれば適宜先輩に相談しながらケアを行っていきます。夜勤の日は、15時30分から業務が開始となりますので、午前中はゆっくり自宅で過ごすことができます。夜勤中は途中で計2時間休憩があり、朝の9時に退勤します。初めのうちは夜勤の生活になかなか慣れなかったのですが、回数を重ねるうちに少しずつ身体が慣れるようになってきます。休日はしっかりオフの時間が作れるように意識しています。趣味のおいしいものを食べに行ったり、買い物に行ったりすることが多いです。連休がある時は旅行に行ったり、長期休みは福岡の実家に帰省したりすることもあります。
東大病院は複雑な疾患のある患者さんが多く、緊張感のある場面もありますが、看護師として助産師として学べる環境がしっかりと整っています。東大病院に関心を持っていただくきっかけになれば幸いです。